家を購入する際、最も重要な決断の一つが住宅ローンの選択です。家族の未来を考える方にとって、金利の選択は家計に大きな影響を与えます。そこで今回は、住宅ローンの金利タイプと選び方のポイントをお伝えします。

 

住宅ローンの金利タイプは大きく分けて、「固定金利」と「変動金利」があります。固定金利は、借入期間に渡って金利が固定されます。一方、変動金利は銀行が必要に応じて金利を変動させられます。

 

固定金利のメリットとデメリット

メリット:

  • 予測可能性: 固定金利は返済期間中、金利が変わりません。これにより、返済額が一定で計画的な家計管理が可能です。
  • 金利上昇リスク回避: 将来の金利上昇の影響を受けず、高金利になるリスクから保護されます。

デメリット:

  • 初期の金利が高め: 変動金利に比べ、固定金利の方が初期の金利設定が高くなる傾向があります。
  • 金利低下時の恩恵を受けられない: 固定金利では、もし金利が下がっても、その減少分を享受することはできません。

変動金利のメリットとデメリット

メリット:

  • 低金利の恩恵: 初期の金利が固定金利よりも低く設定されており、市場金利が低い状態が続けば、低い返済額で利益を得ることができます。
  • 柔軟性: 金利が下がる可能性もあり、経済状況によってはより少ないコストで借り入れることが可能です。

デメリット:

  • 金利リスク: 金利が上昇すると返済額が増加するため、家計に予測しづらい負担がかかることがあります。
  • 計画性の難しさ: 返済額が変動するため、家計の長期計画を立てにくくなります。

 

固定金利と変動金利の本質的な違い

変動金利は短期金利(短期プライムレート)、固定金利は長期金利が基準となります。
固定金利は金利上昇のリスクを銀行が負う、変動金利は金利上昇のリスクを自分で負う。これが、固定金利と変動金利の本質的な違いです。銀行がリスクを負わないから、変動金利は安いのです。一方、固定金利の金利設定は、金利が上昇した場合の〝保険料〟として考えましょう。

 

結果としてどちらが「得」だったかは、返済が終わってみなければわかりません。そもそも、どちらが「得か」という物差しではなく、「自分たちに合った金利タイプかどうか?」を考慮して判断することが大切です。

 

 

住宅ローンの仕組みについては、こちらの記事もご参照ください。

金利タイプの選び方

将来的なリスクを避け、安定した返済計画を立てたいと考えるご家族には、予測可能な固定金利が心の平安をもたらします。一方で、初期のローン負担を軽減し、金利の低下を活用したい場合は変動金利が有効です。住み替えの予定があったり、経済的な余裕がありリスクを取れる状況であれば、変動金利のメリットを活用できるでしょう。

固定金利は、融資実行月の金利で35年の金利が確定します。ですから、固定金利は〝借りるまで〟が大事。一方、変動金利は借りた後に金利が変動するので、〝借りてから〟が大事になります。

住宅購入はただの投資以上のものであり、家族の未来を形作る大切な決断となります。金利タイプは家族のニーズ、財政状態、そして市場の状況を総合的に考慮した上で、最終的な選択をすることが大切です。また、金融機関によって金利優遇のサービスや「団体信用生命保険」の保障内容も少しずつ違います。それぞれの商品の特性を理解し、最善の決断をしましょう。

 

ありえの家では、すべてのお客様が安心して住宅ローンを選択できるよう、一人ひとりに合わせた丁寧なアドバイスを行っています。ご不安な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

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