新しく家を建てるというと、これから家族が増えていく20代、30代のイメージが強いですが、60代からの家づくりを検討されるお客様もいらっしゃいます。
会社を退職したり、子どもたちが巣立って家庭環境が変わったりで、生活スタイルもガラリと変わる時期。
これからの生活を見据えて、ライフスタイルに見合った家づくりを行うのも魅力的ですよね!
とはいえ、気になるのがお金の問題。
「退職後に住宅ローンの支払いなんて、とても無理!」と思われる方も多いかと思いますが、そんな方におすすめの制度があります。
それが、60代からの家づくりにぴったりの、リバースモーゲージという高齢者向けの融資制度。
こちらのローンは、なんと毎月の支払いは利息のみでOK!
その代わり、元本返済前に本人が亡くなった場合は、相続人の方に一括返済してもらうか、担保物である土地と建物を銀行に売却することになります。
「資産は残さなくても大丈夫」という方には、とてもありがたい住宅ローンですね!
そんなわけで、先日、60代からの家づくりを検討されているお客様のライフプランを行ってきました。
現在の生活費、これからの人生設計、退職金、生命保険、賃貸なのか持ち家なのか、といった諸条件を入力すると、わかりやすいグラフが出ます。
一般住宅を建てる場合と、高性能住宅を建てる場合で試算してみたところ、一般住宅を建てた場合、92歳でお金がなくなるのに対し、高性能住宅を建てた場合は、95歳まで資金がもつという結果が出ました。
リバースモーゲージを活用して、利息のみで新築の高性能住宅に住むことができれば、万々歳ですよね!
しかも快適に、かつヒートショックなどのリスクも抑え、健康的に住めるとなれば、こんな嬉しいことはありません。
ただ、リバース―モーゲージを利用するためには条件が必要になります。
金融機関によって条件が異なる場合もありますが、今回のケースの場合、
・土地の担保評価額1,000万円以上
・手持ち資金500万円以上
・夫婦ともに60歳以上であること
上記条件がクリアできれば、リバースモーゲージを利用して新築することができそうです。
また、リバースモーゲージは住宅の購入に限らず、住宅のリフォームや高齢者向け住宅の入居一時金などにも充てることができます。
うまく活用すれば、60歳からのマネープランや生き方も大きく変わりますね!
「ありえの家」では、このようにライフプランを立てながら、家を建てることでお客様にとってメリットがあるのかないのか、しっかり検討しながらお話を進めさせていただいており、ライフプランの結果、家を建てない方がよい場合は、そのようにお話させていただいています。
今後も、お客様の人生に寄り添いながら、お客様の人生をより良くするための方法を一緒に探していきたいと思います。
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