前回のブログでお伝えした、健康被害や家具・建材へのダメージにもつながる厄介な結露問題。

できれば、冬場の結露は極力防いでいきたいですよね。

では窓の結露を抑制するには、どのような対策が有効なのでしょうか?

 

暮らし方を変えるだけで、結露の発生を防止するための10のポイントがありますので、今回はこちらのポイントをご紹介していきたいと思います。

 

結露を防ぐには、空気中に多くなりがちな水蒸気を減らして、しっかり換気を行うことが重要です。

 

まず、調理中や食事中は、湯気などで蒸気がこもりがちになります。換気扇を回して換気を行うことが大切です。

また、お湯をたくさん使う入浴時の換気もとても大切です。入浴後は最低1時間は換気扇を回す、湯船にはフタをする、壁をタオルで拭き上げる、といった対策を行うことで、ある程度湿気をとることができます。

 

さらに、就寝時も換気をしていないと、結露が発生しやすいだけでなく、寝具が汗を吸ってカビやダニが生えやすくなってしまうというデメリットもあります。寝ている間も油断せず、しっかり換気を行いましょう。

換気することで空気中の酸素濃度も上がり、質の良い睡眠がとれるようにもなりますよ。

 

 

また、洗濯物を干すときも一気に湿度が上がるので、注意が必要です。

除湿器やエアコンのドライ機能を使ったり、サーキュレーターや扇風機を使うなどして、湿度を下げる工夫をしていきましょう。

 

そして、使用していない部屋も、ずっと換気をしないままだと湿度が上がってしまいます。

湿気がこもらないように、適度に換気を行うことが大切です。

 

 

また、冬期の暖房器具についても注意が必要です。

石油ストーブやガスファンヒーターなどは、燃焼時に大量の水蒸気を発生させてしまい、結露が発生しやすくなります。エアコンや電気ストーブなど、水蒸気が発生しないタイプのものがおすすめです。

 

湿度の管理はとても大切で、湿度の下がりすぎも良くないので、加湿器を利用する場合は、温度を40~60%に設定しましょう。

 

以上、暮らし方の10のポイント、いかがだったでしょうか?

結露防止対策として、部屋の換気がいかに大切か、おわかりいただけたかと思います。

とはいっても、冬場の寒い時期に窓を開けたり、せっかく温まった部屋の中に冬の冷たい換気を入れて暖房の熱効率を下げてしまうのはもったいないですよね。

 

そこでおすすめなのは、住まいの断熱化をすることです。

開口部のリフォームなどで、断熱性能はグッと上がりますよ。小まめに換気をしたり、結露を拭き取ったりといった手間からも解放されるのでおすすめです。

 

また次回のブログで、住まいの断熱化についてご説明していきます。

※画像は株式会社LIXILのリーフレット「住まいと結露の豆知識」より引用。