前回までのブログでお伝えしてきた、窓の結露問題。

換気システムがあれば良いのですが、ない場合に結露を防止するには、換気扇や扇風機、サーキュレーターをまわしたり、寒い時期でも窓を開けて換気をしたり、お風呂場の水滴を拭き取ったり…と、対応するには結構大変ですよね。

 

そこで有効なのが、建物や窓の断熱化を行うことです。

 

1.窓の断熱リフォーム

1つめの対策としては、窓の断熱リフォームを行うことです。

住まいの中で、熱の出入りが最も大きいのが、窓やドアといった開口部です。

そこを断熱仕様のものに変えるだけで、結露の発生が抑制されます。

複層ガラスの窓は、ガラスとガラスの間に空気層があるため、外気の冷たさが室内に伝わりにくくなります。

また、アルミの1/1,400も熱を伝えにくい樹脂窓にすれば、暑い夏でも寒い冬でも、室内温度の変化が少なくなり、一年中快適に過ごすことができます。

 

窓リフォームを行うと、

①結露の発生を抑えられる

②外気温の影響を受けづらく、一年中快適に過ごすことができる

③光熱費の節約

④ヒートショックなどのリスク軽減

といった効果が期待できるので、開口部のリフォームはとてもおすすめです!

 

2.家自体を断熱化する

また、2つ目の方法として、建物自体を断熱構造にする方法があります。

床や壁、天井に断熱材を入れ、家自体を魔法瓶のように断熱材で取り囲むと、建物の保温性が高まり、外気温の影響も受けにくくなります。

 

冬場、家に入っても寒かったり、夏場はクーラーの温度を下げて、ずっとつけっぱなしにしないといられない、とった環境で、これから何十年も過ごすのはつらいですよね。

 

家全体を断熱構造にすることで、一年中快適に過ごすことができるようになり、光熱費の削減だけでなく、結露の防止により、家や家具も長持ちするようになります。

 

早めに窓や家の断熱を行えば、その後のコストを削減することができ、トータルでみるととても経済的です。

また来年も、住宅省エネ2024キャンペーンが行われる予定ですので、補助金も使って、お得にリフォームしてみませんか?暮らしやすさと光熱費が格段に違ってきますよ。

「どれくらい補助金が出るの?」などなど、気になる方はぜひ、お気軽にご相談ください。

※画像は株式会社LIXILのリーフレット「住まいと結露の豆知識」より引用しています。