新町に建築中のプライベートサウナも、いよいよ完成が近づいてきました!

 

 

サウナルームは、ゆったりと木の香りを楽しんでいただける大分県産のヒノキ造り。

 

 

タイル張りのシャワールームには水風呂も設置しており、こちらは檜風呂になります。

 

 

ほかの2部屋は五右衛門風呂式の水風呂で、こちらも風情があります。

3部屋あるシャワールームはガラス製のタイルを使っており、場所ごとに雰囲気が違うので、毎回、それぞれのお部屋の雰囲気を楽しんでいただけるのが魅力です。

 

 

リラックスルームも、おしゃれなデザインのフロアにしたりと、デザイン性や照明、雰囲気にもこだわったサウナになっています。

 

水栓金具もこだわられ、海外から取り寄せたおしゃれなアンティーク調のものを使用したところ、4階は大丈夫だったのですが、3階は水が詰まったりでうまくいかず、現在、日本の製品で適合するものがないか検討中です。

 

 

今回、初めて挑戦するサウナの現場だったのですが、電気や給排水の配管や熱の換気などが特殊で、一般住宅とはまったく異なる施工になります。

 

図面も古いものしかなく、電気設備や配管には苦労しましたが、ある一組(ご夫婦)の職人さんたちが、寝る間も惜しんで勉強してくれて、サウナの極めて特殊な給排水、換気の配管や電気設備を両方行ってくれました。

 

「現場のことを考えると寝られないんです」と、難しい工事について徹底的に勉強し、工事をしてくれた職人さんたちには、頭が上がりません。この方たちの力なしでは、とても完成しえない現場だったと思います。

 

使命感をもって、自らの仕事の範囲を超えたところまでやってくれた職人さんを本当に尊敬しますし、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

また、ビル自体は新築ではないので、ビルの高架水槽にゴミが詰まっていて掃除が必要だったり、水圧が足りるのかという懸念があったり、様々なトラブルもありましたが、その都度、臨機応変に対応し、解決させてきました。

 

サウナの建築という初の試みですが、現場で動いてくれた職人さんたち一人ひとりの力があって、ようやく近々、完成までこぎつけそうです。

 

未知の分野の建築でも、「みんなの力でやれば、やってできないことはない」という自信にもつながり、こういった現場経験を積ませていただいたことを、大変ありがたく感じています。