阿蘇市で、家の中に魔法瓶ルームを作るというプロジェクトを進めているT様邸。
大がかりなリフォームですが着々と工事が進んでおり、完成まであと一息となってきました。
1階の壁には、確実な防湿気密施工ができる高性能断熱材アクリアを入れています。
窓は二重ガラスで、アルゴンガス入りのLow-Eガラスを使用しています。
アルゴンガスは、空気よりも比重が重いため対流が起こりにくく、熱の伝達も起こしにくいため、熱損失を少なくする効果があります。
ワインを開けてしまった時にアルゴンガスを封入すると、酸化を防ぐこともできますよ。
また、2階にあるキラキラの銀のボードを貼っている部分が魔法瓶ルームになる空間です。
壁と天井だけではなく、通常は断熱材を入れない、1階と2階の間の床にも断熱材を入れるのが、魔法瓶ルームを作るT様邸ならではの特殊な施工になります。
2階の断熱材は、天井と壁にキューワンボード、床にミラフォームを使用し、全ての箇所において気密を取るようにしています。
かわいくて元気なトイプードルも、作業を見守ってくれています。
外壁にはサイディングで補修する部分と漆喰で補修する部分、杉板で補修する部分に加え、板金屋さんが銅の水切りをはめたりと、細々とした工事が続きます。
出来るだけ既存のイメージを損なわないように、かつ金額を抑えながら工事を進めています。
現場では、内装仕上げに入る前の段階の工事が進んでいて、完成まであと少しというところにきています。
間取りも大きく変わって二世帯住宅となり、断熱性能も高まった家が、今までの家とどう変わるのか、完成が楽しみです!