家の中に高性能ルーム…名付けて「魔法瓶ルーム」を作るという初の試みに取り組むT様邸。
いよいよ解体工事にとりかかります。
魔法瓶ルームづくりと断熱リフォーム、2世帯住宅としてのリフォームを同時に進行させていくという、大がかりなリフォームです。
T様ご家族のスペースとして、
2階に
・LDK
・洋室二部屋
・洗面
・トイレ
1階に
・洋室一部屋
・お風呂
・ランドリースペース
を作ります。
T様のご両親のスペースとして
1階に
・LDK
・お風呂
・洗面
・トイレ
共有部分として
・和室二部屋
・縁側
があります。
完全に分離された2世帯住宅ではなく、共有スペースも保持しながらの2世帯住宅リフォームになります。
まずは、床材や壁をはがしていきます。
天井の板もはがし、中の断熱材も出して、2階は構造体の骨組みだけが見えるスケルトンの状態へともっていきます。
その後、断熱工事を行って、仕上げを行うという流れになります。
解体にともない、断熱材やエアコンなど、ゴミもたくさん出ます。
気密がしっかり取れてない場合、断熱層で結露を起こし、断熱材にカビがはえる場合があります。
この写真を見ると、黄色の断熱材が黒くなってるのが見えます。これがカビです。
グラスウールやロックウールのような充填断熱材の施工は、簡単なようで本当に難しいです。
知識をしっかり付けて、確かな断熱施工を行うことが重要だと思います。
木材もたくさん出ましたが、T様のお父様が「薪として使いたい」とのことで、倉庫に収納されました。
廃材もそのまま廃棄するのではなく、こうやって焚き木として有効活用していただくといいですね!
窓も入れ替えるため、窓も取り外します。
1階縁側のサッシにはYKKapの内窓「プラマードU」を取り付け、そのほかは高性能樹脂窓の「APW330」という窓に交換し、窓の断熱性能も高めます。
構造体を残しながら解体を進める形になるので、慎重に作業を進めていきます。
今後も随時、T様邸の工事の進捗状況をお伝えしていきますので、ご期待ください!