熊本県内各地で多数の被害を出した、8月10日~11日にかけての記録的な豪雨。
被害にあわれた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
この豪雨の影響で、床上浸水の被害にあわれた熊本市のK様より、先月お問い合わせをいただき、9月4日本日から工事に着工する運びとなりました。
今回、床上浸水・床下浸水の被害に関するお問い合わせを多数いただきましたので、こちらのK様の事例をもとに、初回のお問い合わせから、契約・着工に至るまでの流れを、参考までにご案内しておきたいと思います。
浸水被害から着工までの流れ
8月14日 メールにてお問い合わせ
8月15日 現地調査・聞き取り
8月16日 図面作成
8月17日 見積もりたたき台作り
8月20日 見積もり完成
8月23日 見積もり・図面提出
保険内容の確認と保険の対応
まず、8月14日に、K様よりメールにてお問い合わせがあり、木造2階建て住宅の1階部分が、約20cmの床上浸水の被害にあわれたとので、見積もりをお願いしたい旨、ご連絡をいただきました。
そしてお問い合わせいただいた翌日、早速現地に行って調査を行い、K様に被害状況やご要望などをお伺いしてきました。
被害状況の把握
K様からのご依頼の内容は下記の通りです。
1. 家具移動・養生
2. 床上清掃・軽消毒(泥・汚れの除去)
3. 床下清掃・乾燥(送風・除湿)
4. 和室の畳の張替え(6畳×2室)
5. 洗面室床の張替え
6. 一部押し入れ床の補修
7. 内装壁クロス張替え(下部)+下地補修
8. 廃材搬出・処分
現地を見たところ、床上浸水後、きれいに拭き上げや掃除がされていましたが、床上20cmまで水がきたことを思うと、さぞや恐ろしく、つらい思いをされたことかとお察しいたします…。その後の後片付け、掃除なども、想像を上回る大変さだったのではないかと思います。
弊社としてできることは、少しでも早く対応させていただき、1日でも早く、落ち着いて暮らせる日を迎えていただくこと-。
現地調査を行った翌日には図面を作成し、20日に見積書を作成、23日に図面と見積書を提出…と、可能な限り迅速な対応をさせていただきました。
保険内容の確認
お見積りを出した際に、お客様のかけられている火災保険の内容も精査させていただきました。
K様がかけられていた火災保険の水害補償は、被害にあった建物や家財の再調達価額の10%の支払いかと思いきや、お客様の保険内容と被害状況を確認したところ、損害が40%以上になり、10%を上回る18%が補償されることが判明しました!約2割近く、保険で補償されることがわかり、本当に良かったです。
このように、災害対応におきましては、お客様の保険の内容も、しっかりと確認させていただいております。
また、お客様は相見積もりを依頼されており、この時点で、他社の方は「来週早々にお出しします」との回答だったため、相見積もりの結果を待つことに…。
しばらく待って、相見積もりの金額を確認したところ、弊社の方が少し高い金額ではあったのですが、それでもK様から、「ありえの家に工事をお願いしたい」とご依頼いただき、9月3日に契約、翌9月4日から着工という運びになりました。
床上浸水対応工事の流れ
床上浸水後の工事の場合、お客様に住んでいただきながらの工事よりも、お客様にお住まいを移していただいてから工事を進める方がスムーズで、金額的にも安くおさまります。
お客様に住んでいただきながら工事を行なう場合、床を解体した後、お客様の生活のために仮通路を作る必要があったりするため、工期も長くなり、その分金額も高くなってしまいます。そのため、お客様には工事期間中、一時的に別の場所に引っ越していただき、工事が終わり次第、戻ってきていただく形にしました。
約1ヶ月後の10月10日完成を目標に、本日から工事を進めてまいります。
大変な被害にあわれたK様に、また一日でも早く元の生活に戻っていただけるよう、そして、より心地よくお住まいいただけるよう、床下の清掃、消毒、畳の張り替え、床の張り替えなど、着実に進めていきたいと思います。
お気軽にご相談ください!
豪雨災害でお困りの方、火災保険の補償の件でご不明なことがある方、小さなことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
FPや行政書士、保険の専門家などもご紹介可能ですので、少しでも困っている方々のお役に立てれば幸いです。