熊本県内では、8月10日から11日かけて非常に激しい雨が降り続き、河川の氾濫、土砂崩れ、市街地の冠水、床下浸水、床上浸水など、各地で多数の被害が発生しました。

この度の豪雨で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

弊社で新築させていただいた八代のお客様も、ご自宅の近くの川が氾濫し、床下浸水の被害にあわれました。

 

 

家の外は湖のように水が溢れ、車も水没するような状況に…。

 

 

計測によると、地面から60cm近くのところまで水が来ており、エアコンの室外機もほぼ水に浸かりました。

 

 

床下収納も、床下に溢れた水で押し上げられ、浮いてくるほど…。

 

 

ここまで泥水が来ると、その後の対応や後片付けもとても大変で、心よりお見舞い申し上げます。

 

河川の氾濫等による床下・床上浸水があった場合、泥水や汚水、病原菌等の問題もあるため、できるだけ早めに対応していただく必要があります。

 

まずは、十分に安全確保をしていただいた上で、保険や災害支援の申請用に、このように浸水の高さを計測したり、家財の被害状況等を写真に撮影し、記録に残しておくことが大切です。被害にあった日時を記したり、被害にあったものもリスト化しておくとよいかと思います。

 

 

しっかり記録を残したら、復旧作業へと移ります。

 

床下浸水した場合の対応法ですが、保険が適用できない場合は、基礎に小さな穴を開けて、そこから水を出し、高圧洗浄機で中をきれいに洗浄する必要があります。その後、乾燥させて消毒を行い、防蟻処理をして仕上げを行い、穴を塞ぎます。

 

また、床上浸水した場合は、保険が適用されるのであれば、床をすべてはいで、基礎部分を洗浄し、床を新たに作り替える必要があります。また、水がどこまで来たかにより、内壁・外壁の貼り替えも検討していただく必要が出てきます。

 

火災保険や自治体の罹災証明の申請も、早めにされてください。

 

住宅の基礎部分は、家全体を支える、とても大事な部分です。

浸水による影響を最小限にするためにも、早めに排水、洗浄、乾燥、消毒などの専門的な工程が必要になります。

お客様の状況に合わせ、今後も大切な家に長くお住まいいただけるよう、最善の対応をしてまいりますので、お困りごとがありましたら、なんなりとご相談ください。

 

弊社は令和2年7月の人吉の豪雨災害の際も、災害復興ボランティアで、2か月間人吉に通い続けました。

 

 

「なにか少しでも復旧のお手伝いができれば…」と、解体業者さんが片づけ作業を行っていた班に、お手伝いに行ってきました。

 

 

濁流で流された瓦礫、浸水して使えなくなった家財など、現場は瓦礫の山で、暑い中、泥まみれになった災害ゴミの後片づけを行うのは、本当に大変な作業でしたが、やはり災害復旧にはマンパワーが必要です。

 

 

このように、数年前にも水害による災害対応をしてきた実績もあり、災害にあわれた方の苦労やお悩み、お気持ちは痛いほどよくわかります。

なにか少しでも、今、途方に暮れられている皆様のお力になれれば…という気持ちです。

 

住宅のことや浸水被害について、なにかご不明なこと、お困りごとなどある方がいらっしゃいましたら、遠慮なくご相談ください。

最大限の対応をさせていただきます。

 

お問い合わせはこちらからどうぞ

 

被災された皆様の、一日も早い復旧のお手伝いができれば幸いです。