先日、熊本市南区で新築中のU様邸で、現場を確認しながらお客様との打ち合わせを行ってきました。
玄関から入ってすぐのリビングの吹き抜けは天井が高く、広々と開放的な空間です。
画像上部の円筒の資材の下につく予定の窓は、冬至や夏至の太陽の南中高度を計算し、日差しの入り方を考えて高さを決めた窓です。
天井の勾配なども実際の現場を見て、お客様とも確認を重ねながら、ご要望に応じた対応をしていきます。
この迅速で柔軟な対応力は、お客様に寄り添う「ありえの家」ならではで、大手ハウスメーカーではなかなかできない部分かと思います。
こちらは、ホールダウン金物という、基礎と柱などを接合する金物をウレタン断熱材でおおっている様子です。
基礎から伸びている金物がむき出しのままだと、コンクリートから伝わる冷気が床上に上がってきてしまうため、このように金物自体もしっかり断熱します。この作業を行わないと、ホールダウン金物に結露が生じ、金物が劣化したり、壁の中が湿って腐食するおそれがあります。
そしてこちらは、ルフロという24時間換気システム。
こちらのダクトを通して24時間自動で換気が行われます。
高気密・高断熱の家は、換気をとることもとても重要なのですが、こちらの換気システムをつけることで快適に過ごしていただけます。
そして階段を上がった2階には、お客様こだわりのトレーニングルームができる予定です。
こちらの梁は、お客様が懸垂をされる予定の梁。
しっかりと取り付けた梁を使って、思う存分筋トレも行っていただけそうですね。
こちらが2階のフロアライン、1階の寝室の上にある隠し部屋です。
家の構造上できた空間ですが、結構な広さがあるので、小屋裏部屋や収納スペースとしてご利用いただけます。
通常、このような場所は暑くていられないのですが、61mmの外張り断熱をしていることで、真夏でも暑くなることなく、快適に過ごしていただけます。こんな隠し部屋があるのも楽しくて、どう使おうかとわくわくしますね!
そして、2階フロアからさらに階段を上がったところにあるのは、最上部のロフト部分。
天井が低いため、現場での材料の取り回しも大変なのですが、こちらもお客様が楽しみにされている空間です。
許容応力度計算による耐震等級3をとるための計算で、予定よりも合板を張る面積が増え、計画段階より広いスペースとなりました。
お客様は「ロフトの両側に本棚を置いて、ずらっと本を並べたい」とのご希望で、書籍もたくさん置いていただけそうです。
こちらのU様邸、今現在住まれている家の隣に新築をしているのですが、綿密に計算を行い、玄関の庇も既存の住宅とぎりぎりのところで納めています。
こちらも破風にボードを貼り、継ぎ目をコーキングするだけだとコーキング材が10年ももたず、すぐに切れてしまいます。外壁は25年メンテナンスがいらない材料にしてるのに、この部分だけメンテナンスが必要となってしまっては意味がありません。それを避けるために破風の部分までガルバリウム鋼板で覆い、25年はメンテナンス不要になるようにします。
1階、2階にスキップフロア、そしてロフトもある立体的な構造で、お客様もわくわくしながら完成を楽しみにされています。着々と工事も進んでいるこちらの最高ランクの家、完成見学会も行う予定ですので、お楽しみに…!