先日ご紹介した、いつもお世話になっている設計士さんご夫婦が手掛けられたおうちの完成見学会。
外観やアプローチの部分だけでも大変感動しましたが、家の中も実に素晴らしいものでした!
床に使われている杉材は、浮造りといって、木の年輪を浮き立たせるような加工がされています。
木目に凹凸があるので、歩くと足のツボが刺激されるような気持ちよさです。つるんとしたフローリングではなく、木目をしっかりと感じられる木材なので、素足で歩きたくなるような床です。
また、壁には一切クロスは張られておらず、モイスという素材が使われています。
モイスには調湿や防臭作用があり、空気中の湿気を吸ったり吐きだしたり、そしてにおいや有害物質まで吸着してくれる、まるで生きているような壁です。
木目を活かした浮造りの杉板と、天然素材のモイスの壁に囲まれた無機質でシンプルな空間にいると、家の中の空気まで澄みきっているようで、抜群の心地よさです。
階段にも杉の無垢材が使われており、細かい部分まで本当に丁寧に仕上げられています。
照明に関しても、間接照明とピンポイントの照明がうまく使い分けられていて、洗練された素敵な雰囲気を醸し出しています。
細かい部分まで見れば見るほど、大工さんの職人技や素晴らしい仕事っぷりもわかり、本当にどこを見ても感動しっぱなしでした!
「こんな家に住みたいなぁ」と心から思える家で、「自分でもこんな素晴らしい家をつくりたい!」とやる気もわき、身も引き締まる思いでした。
建築という仕事に携わっている以上、自分の仕事を真摯に行うだけではなく、たまにはほかの人の仕事や家づくりも見て、勉強していく機会も大事にしたいと考えています。
現状維持にとどまらず、常に、より良いものを、そして、よりお客様にご満足いただける家づくりを…と高みを目指し、進化をし続けていく会社でありたいと思っています。高気密高断熱という性能面の強みだけでなく、内装やデザインなど、細部に関しても、お客様に感動を与えられるぐらいの家づくりをしていきたいと、思いを新たにしました。
今回は、本当に貴重な機会をいただき、ありがとうございました!