冬場の寒さが厳しい家から、断熱性の高い家へ…。
そして、これまでの一世帯の住宅から、二世帯のご家族が住む家へ…。
住まれるご家族が増えるのを機に、今後、より快適に心地よくお住まいいただくために、大規模なリフォームを行ったT様邸。
今回は、こちらの外観部分のこだわりポイントをご紹介したいと思います。
こちらの家は純和風のつくりで、白い漆喰と黒い木の壁が特徴です。
そのため、1階の窓は断熱性の高い樹脂サッシに交換したのですが、フレームを黒にし、リフォーム後も以前と変わらない、趣のある和の雰囲気を尊重させました。
部分的に杉の腰板も撤去したのですが、それも杉板を取り直し、縦の桟も腰壁の下見板に合わせて加工して復旧させました。縦の桟は現地の下見板の型取りをして、それを元に大工さんの工場(こうば)で加工して、現地に取り付けました。
さらに木材には、高い防腐・防カビ・防虫効果をもつキシラデコールを塗り、防腐効果もしっかりと持たせました。
既存のものとの色合わせも行ったので、リフォーム後も違和感のない仕上がりとなっています。
エコキュートは既存のものは取り外し、サッシと外壁の工事後に再び取り付けました。
今後は二世帯でお住まいになるとのことで、お風呂やキッチンなどの水回りが一世帯分増えたため、もう一台エコキュートを据付けました。これからは二階でもお湯を使うため、圧力不足による不具合がないよう、高圧用のエコキュートにしています。
また、勝手口の階段は以前よりも緩やかな階段とし、ご高齢の方でも負担なく昇降できる階段へとリフォームしました。
これから、この階段に手摺りも取り付ける予定です。
また、新たに付けた玄関は、和風の家に合うように石張りの階段にしました。
この玄関はスマートキーで開くのはもちろん、2階からでも遠隔で鍵を開けられるような仕様にしています。来客があった時に、2階から降りていくとかなり距離があるので、リモコンですぐ対応できるようにしています。
リフォームを機に、今後はますます快適にお住まいいただけるように、そして、既存の和風住宅の良さはそのまま残し、それを最大限に活かす仕上がりにしています。機能性や断熱性能を高めることはもちろんのこと、見た目やデザイン性にもこだわりながら、想いを込めてリフォームした家。今後、住まれるお客様のご感想が楽しみです!