足が悪いおばあちゃんのために、水廻りをすべて玄関に寄せるリフォームを行っていたG様邸が、ついに完成しました。
完成後、お客様に涙を流して喜んでいただいたG様邸の様子をご紹介したいと思います。
まず玄関の扉を開けると、段差のゆるい手すり付きの階段があります。
洗面台や洗濯機は階段下のスペースに納めました。
トイレの床も広くとり、車椅子でも使いやすい仕様にしています。
お風呂は実際に入っていただき、「この辺に手すりがあったら使いやすい」というご要望をお伺いして、言われた通りの場所に手すりを設置しました。実際に使われるお客様の動線を確認し、この家に住まわれる方にとって、住みやすく快適な家であるように…と願い、細部まで手間や労力を惜しまず施工しています。
実際にお風呂に入ってみられた時に、「バスタブの床が滑ってこわい」というお声もいただいたので、すべりどめのマットを敷き、安心してお風呂に入っていただけるように改良しました。
手すりひとつひとつを、お客様が使いやすい高さや位置に合わせて設置しています。
「完成させて終わり」ではなく、お客様にとってはリフォーム完成からが新しい生活のスタートです。
これから滞りなく快適な暮らしをしていただけるように、最大限の配慮をしています。
トイレの引き戸と洗面所入口の引き戸もドアを大きめにとり、納まりも工夫して、限られたスペースで空間を最大限活かせるようにしています。
完成後、おばあちゃんは涙を流して喜んでくださったそうで、そんな話を聞くと本当に嬉しい限りです。そんなおばあちゃんの姿を見た娘さんたちも、「母が喜んでくれて最高に嬉しいです!本当によくしていただき、ありがとうございました。」と大変喜ばれており、スイカやメロンまでいただきました。
「おばあちゃんが車椅子になっても、生活に困ることがないように…」と、お客様と一緒に進めてきたリフォーム。
完成後、こんなにも家族全員で喜んでいただき、感謝の声をいただけて、感慨もひとしおです。
家づくりは、お客様の毎日の暮らしに寄り添う仕事です。今後もこのように、お客様に心から喜んでいただける仕事を行っていきたいと、改めて感じました。