被災した実家のご家族のために建てた家
先日、益城町のO様宅へご挨拶に行ってきました。 O様は東京在住で、熊本地震で被災されたお母様と妹様のために、 ご実家の土地で4年前に新築。 現在はご夫婦とも定年退職なさっていて、月に一度熊本へ来られて、 半月ほどここで過ごされています。
お母様と妹様のお住まいでもあり、 O様ご夫婦にとっては「熊本の別荘」でもある、ゆるやかな二世帯の平屋。 実はこちら、敷地がとても広いっっ! 新築時、お庭はまだ開拓途中でしたがご夫婦で熊本へ来られる度に手入れをされて まるで公園のような、とても素敵なお庭になっていました。
もはや職人!?立派すぎるご主人手作りの東屋
中でも素晴らしいのは、ご主人手作りの東屋。 プロの職人さんが建てたのかと思ってしまうほど、本当に立派なのです! 別の敷地にある丸太を切って運んで、コンクリートで基礎を打って、 水平機で測りながら組み立てたそう、、、 建てるときに奥様が木を支えるのを少し手伝っただけで、 あとはご主人が1人で建てたというから驚きです!!
▲ご主人が建てた東屋。通りがかった方に公園と間違われることも
裏庭には、新築した時の廃材も活用して、立派な小屋もできていました。
サッシまで入っていて、DIYが好きというレベルではなく、もはや職人の仕事。
匠です!!
▲裏庭にあるご主人手作りの小屋。サッシもしっかり嵌めてあります
新築したとき、「ゆくゆくは庭に東屋を作りたいのよ」と奥様が仰っていたのですが、
そんな奥様の思いを我が手で叶えてくださるご主人様、素敵すぎます。
O様と初めてお会いしたのは、益城町の仮設住宅の横にあった復興住宅のモデルハウスでした。
熊本から東京へ帰る日、空港に向かう途中たまたま寄っていただいたのがきっかけで、お話が進むことに。
お仕事の合間に毎月ご夫婦で熊本へ来られ、打ち合わせを重ね、2020年に新築が完成。
▲お庭にある立派な槙の木。地域のシンボルツリー的な存在
O様からは
「皆さん丁寧に仕事をしていただき、おかげさまで快適です」と、
嬉しいお言葉を度々いただき、本当に、住宅屋名利につきます。
ゴールデンウイークには、ご親戚を呼んでバーベキューをなさったとのこと。
仲良く、楽しく、熊本ライフを満喫されているご様子を知り
思わずほっこり、温かな思いがこみ上げてきました。