10年に1度とも言われる、強烈な寒波に見舞われた1月25日。
我が家のトリプルガラスの内側が、ミシミシと音を立てて、自然に割れてしまいました。
こちらの現象は、「熱割れ」と言われるもので、寒い冬の朝に、窓ガラスに直射日光やエアコンの風が当たったりして、急激な温度差が生じる時に発生してしまう現象のようです。窓ガラスが高温になり、膨張しようとする圧力を、サッシに埋め込まれ、温度が上がらない低温部が拘束することで、ガラスがその力を許容できなくなり、割れてしまいます。
衝撃物が当たった時は、放射線状にヒビが入りますが、熱割れの場合は、2~3本のヒビが入る形になるのが特徴です。また、ワイヤー入りのガラスは、熱割れしやすい傾向にあります。
熱割れ防止対策としては、
・室外機の熱風が窓ガラスに直接当たらないようにする。
・日当たりの良い窓にはすだれを設置して日よけをする。
・断熱フィルムや、飛散防止フィルムを貼らない。
・冷暖房の風を直接ガラスに当てない。
・ブラインドやカーテンをガラスに密着させない。
といった方法があります。
今回、急激な温度差で、自宅の窓ガラスが熱割れしてしまいましたが、ガラスの性質と窓の構造上の特性を知る良い機会になりました。
※熱割れで火災保険が適用できるかどうかは、保険の内容や損害額にもよりますので、
ご加入の保険会社にご確認をお願いいたします。