こんにちは。ありえの家です。

 

今日は、冬場のコンクリート打設についてお話をしたいと思います。

 

皆さまは、「外気温によって、コンクリートが固まる時間が違う」ということをご存知ですか?
水を扱うのですから、当然のことかもしれませんね。

 

コンクリートというものは、ゆっくり固まっていき、概ねコンクリートを打ってから28日目頃に、設計上必要な強度になっていきます。
ところが、水を使うというコンクリートの性質上、暖かければ早く固くなり、寒ければなかなか固くなりません。

 

夏場であれば、コンクリートを打ってから1週間もすれば十分に設計上の強度になっていますが、凍てつくような冬空では、コンクリートを打っても設計強度に達するのに40日前後もかかってしまう場合があります。
そのため冬は、強度の高いコンクリートを打ったり、養生期間を長めに取ったりしています。

 

当社では、外気温5℃を下回る場合、ブルーシートでテントを作り、ジェットヒーターなどを使用しコンクリートが凍結するのを防ぐようにしています。

また弊社の設計基準強度は21N/mm2という強さに設定していますが、冬は気温が低いので、強度の発現も遅くなります。

(※21N/mm2=1m×1mの面積に21tの荷重をかけても耐えられる強さ、アフリカゾウが3.5頭乗っても大丈夫です!)

 

そこで夏よりもコンクリート強度の上昇が穏やかな冬場は打設時30N/mm2とし、1~2週間の間に設定強度の21N/mm2に達するように固溶しています。

 

コンクリートが凍結すると強度が出なくなったり、低い強度のまま成長が止まってしまう場合があります。
残念ながら工期が短いハウスメーカーでは、この必要とされる養生期間をあまり置かないまま、かつ設定強度が出ていない状態で土台を敷き、棟上げをしてしまうことも見受けられるのが現状です。

 

やはり基礎は一番大事な部分です。
いくら木造部分が耐震性に優れているとはいえ、基礎部分が強度不足では何もなりません。

 

ありえの家では、基礎にも重点をおいております。
ぜひ安心してお任せ下さい。
皆さまのご満足がいただける住まいづくりをお約束いたします!!